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負けたことがある、というのがいつか大きな財産になる

スポーツはそんなに見ないんですけど、
さすがに女子ソフトボール決勝は泣きました。


競技自体にそれほど詳しいというわけでは
無いんですが、以前やっていた僕の大好きな番組、
「プロジェクトX」で、女子ソフト日本代表の
元監督、宇津木さんの話をやったことがあるんです。


「女子ソフト銀 知られざる日々」


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2000(平成12)年のシドニーオリンピックで、
日本は18個のメダルを獲得した。なかでもひときわ注目を浴びたのは、
女子ソフトボールの銀メダルである。


初の正式種目となった前回のアトランタオリンピックで
メダルを獲得できなかった日本は、シドニーで必勝を期していた。
 

打者の前で、20センチも浮き、あるいは沈む魔球を投げるピッチャー。
どんなゴロも鮮やかにさばき、プロの野球選手も息を飲んだ世界一のショート。
中国から来日し、憧れの監督のもとで技を磨きつづけてきた強打者がいる。
そして、1分間に40本もの速射砲ノックを打てる監督がいた。


彼女たち全日本女子ソフトボールチームがシドニーで挑んだのは、
112連勝を誇る無敵の軍団アメリカ。
世界最強のチームを相手に、女たちは死闘を繰り広げた。


しかし、その過去には屈辱と苦難の日々があった。
花形バレーボール部の陰で味わったマイナースポーツゆえの屈辱、
女性初の代表監督としての失敗、憧れのオリンピックでの惨敗など、
様々な挫折と苦難を乗り越えてきた。


そこには、マイナースポーツからの脱却をめざして
ソフトボールに人生を捧げてきた監督・宇津木妙子の執念があった。
 

これは、不敗のアメリカに挑んだ「新しき東洋の魔女たち」の
知られざる挑戦の物語である。


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宇津木さんという方は、本当にソフトボールに全てを捧げた方で、
その過酷な練習から「鬼監督」と恐れられながらも、
選手からは絶大な信頼を置かれていたんですよね。


しかし、監督在任中は銀メダルまでで、前回のアテネでも
金メダルには手が届きませんでした。


そして今回の北京オリンピック。
ソフトボールは次回からは正式種目から外れるという事で、
今回がラストチャンス。


予選、日本は順調に勝ち進みますが、その前に立ちふさがるのか宿敵アメリカ。
今までも何度も何度も苦汁を飲まされた難敵です。


事実、今回も予選で屈辱のコールド負け。
その後他国に勝って進出した決勝トーナメント、第1試合では
またもアメリカと対決、延長までもつれ込む接戦の末、敗北・・・


普通ならばここで心が折れてしまうと思います。
でも彼女たちは違った。這い上がった。


今回の決勝トーナメントは、ページシステムという特殊な
形式で、日本にはもう一度だけチャンスが与えられました。


しかし、全力で戦って敗北した同じ日の夜に、
オーストラリアと試合して、勝たなければならない・・・
エースの上野さんは、昨日だけで300球以上を一人で
投げ抜きました。


そして、昨日。再びマウンドに立った上野投手以下、チーム全員が
力を出し尽くす、文字通りの死闘でした。


試合にももちろん感動しましたが、一番キタのは、勝利が決まった瞬間の
解説者の声でした。解説はあの宇津木さんがやっていたのです。


いつもはかなり冷静で、自分の感情を出さない方なんですが、
決まった瞬間、号泣・・・


そして選手達も・・・試合終了後、真っ先に解説席の前にやってきて、
宇津木さんに一礼。思わずもらい泣きしてしまいました。


「這い上がろう。負けたことがある、というのがいつか大きな財産になる」


スラムダンクという漫画の中で、最終話で湘北に負けた
常勝チームの監督が選手にかけた言葉です。


日本も今までの辛い敗北を糧にしたからこそ、
今日の勝利があったのですね。


・・・それにしてもアメリカのブストス選手は反則だろ!
バットに当たればほぼホームラン。決勝も日本唯一の失点は
このモンスターのホームランによるモノでしたよ。
今大会だけで6ホーマーってドカベンかよ!


日本のプロ野球チーム、スカウトした方が良いんじゃない?coldsweats01



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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

やっとPC立ち上げたらこんな時間。。。。
ハナっち、風船上手だね~☆

ソフトボール、感動したぁ~happy02
オリンピック見ていて、もう何回泣いただろう。
マイナーなスポーツでも、この舞台に立つのに どれ程の努力と苦労をして、、、って思っちゃうよね。
本当に最後の解説の宇津木さんの声、感動したよ~flair
次回のオリンピックはソフトボール正式種目じゃなくなっちゃうの??

投稿: ちーちゃん | 2008/08/22 00:37

金メダル良かったですね。上野投手凄いですね。鉄腕です。

宇津木さんの書かれた本で『努力は裏切らない』というのがあります。(タイトル違ってたら御免なさい)凄く良い本です。皆様も是非一度読んでみてください。

B-Tも「負けたことがある、というのがいつか大きな財産になる」があてはまる部分があるかもしれないですね。良い言葉です。私も頑張らないといけないと思いました。素敵な文章をありがうございました。

投稿: trick_bluck | 2008/08/22 00:51

自分もあまり好んでスポーツ番組を観ることって少ないんですけど、
オリンピック開幕前に女子ソフトの選手がテレビのインタビューで答えていました。

「今、一生懸命ソフトボールをしている子たちに、夢を見させてあげたい。」

きっと子供たちに未来を開かせ、変えさせたかったんでしょうね。
その想いに打たれました。
それで、テレビ越しに映った選手たちのプレイする姿には、
とてつもない力と意志を感じました。
夢を見た子供たち、そして一緒に夢を見たひとたちのためにも、
未来が変わってくれたらと思います。
苦労・挫折がないに越したことはないですけど、
あるからこそ、「強く」なれる。
そんな気がします。

風船がおっきくなったような…(笑)。

投稿: su4neko | 2008/08/22 01:21

男前やわ~、上野~。ソフトとサッカー交互に見てました。
なでしこはメダル取れなくて残念だったけど、ソフトはやってくれました。
シドニーの借りを返しました。あの時と状況がまったく逆でしたね。
それにしても、1日2試合はひどいですよね。しかも、2試合目は延長ってw。
そして翌日決勝。しかもマメのつぶれた手で。
ブストスは反則ですよね。5割って。そりゃー当たりゃ飛ぶよ。

投稿: わにお | 2008/08/22 21:20

こんばんは、コメントありがとうございます。


>ちーちゃん様
ガムフーセンは最近出来るようになったらしく、
写真撮ってくれとうるさいですw

ソフトだけでなく、野球も確か
今大会がラストです。
日本では人気のこのスポーツも、
世界的に見るとやっているのはかなり少数・・・
そして競技開催にコストがかかる
(球場の設備とか)為、スリム化の為
外されるみたいです。
ちょっと残念ですね・・・


>trick_bluck様
ホント、上野さんは凄いですね。
確かにBTも色々ありましたが、
それを乗り越えたから今があると思います。
ちなみに上野さんの所属しているチームはBTと同じく群馬ですよね!
スラムダンクは名作ですので、
是非ご一読を・・・
ってみんな読んでるかな。
バガボンドもリアルも最高です。
井上雄彦の作品に外れ無し!


>su4neko様
試合後も同じようなこと言ってましたよ。
やはりソフトが正式種目から外れるのが大きいみたいですね。
今国内でプレイしている子供達にとって
目標が無くなってしまうわけですから・・・

でも、上野さん以下、選手が見せたあの気迫・・それは必ず子供達の心に
届いたと思います。
そしてその子供達の気持ちが伝われば、またいつか正式種目として
復活する日が来るでしょう。

お、よく気がつきましたね。
また大きくなったような・・・?w


>わにお様
実は少し前に、地元に上野さんの所属するチームが試合しに来たんです。
ハナっちファミリーが見に行ったらしく、
生上野を観戦できたそうですよ。
うらやますぃー。

投稿: デラシネ | 2008/08/24 00:34

心から祝福したいですね。
まるで漫画のような劇的すぎる金メダル。
これをリアルタイムで見る事が出来た自分が幸せです^^

正式種目から消えるのは本当に残念なので、IOCの方々もこの瞬間を見直してぜひとも考えなおしてもらいたいものです。

投稿: Clayman | 2008/08/25 02:13

>>Clayman様
初めまして・・かな?
コメントありがとうございます。
本当に「事実は小説より奇なり」
とはよく言ったモノで、下手な漫画や映画より、遙かにドラマティックでしたね。

投稿: デラシネ | 2008/08/25 23:21

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