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特別企画 MJ+翻訳完全版 パート3

いよいよシリーズ完結編です。


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MJ+「じゃあ、X JAPANが解散した頃の事について聞かせてくれる?」


Kiyoshi「最後のライブは、確か年末だったよな?
スプレッドビーバーのメンバーは招待されたから、
みんなで行って、その後は朝まで飲み明かしたな」


Kiyoshi「ROCKET DIVEの全面広告を新聞に出してて(元旦発売だった)
hideが『新聞はまだ届かないのかよ』って、ぶつぶつ言ってたよ」


MJ+「hideが他界したことについてだけど...」


今井「hideが亡くなるちょっと前に、俺とhide、Jの三人で
一緒に何かやろうって話してたんだけど、
俺のスケジュールがどうしても合わなくて、
結局、俺抜きで二人で話が進んでたんだよね」


今井「その後、hideが死んじゃって...
最後に会ったのがいつだったのか、よく覚えてないんだ。
ただ、もう二度とhideと会って話すことができないってことが、
寂しいよね。もしまた話せたら、すっげー楽しいのにな、って」


Kiyoshi「hideが亡くなる前日に、俺たちはTVの撮影をしてて、
衣装変えたりなんだりと忙しくて、遅くまでやってたんだ」


Kiyoshi「それが終わって、いつものようにみんなでバーに行って。
いつもと変わりなかったんだ。なにも。
hideは、ロスから戻ってきたばかりで、時差ぼけがひどくて、
『頭が痛い』ってずっと言ってた」


Kiyoshi「それで、しばらく飲んでて、いつもはみんな
一緒に店を出るんだけど、その日はhideが疲れきってて、『先に帰るわ』って。
一旦外に出たんだけど、『やっぱ、まだいいや』って戻ってきたんだ。


Kiyoshi「でも結局、先に帰ったんだ。俺もその後すぐに店を出て。
そう、俺が最後に見たhideは、腕組みしながら歩いてる姿だった」

Kiyoshi「家に着いたのは朝方で、そのまま寝て。
でも何度も何度も電話が鳴って、ようやく電話を取ったらJoeからで、
テレビをつけてみろって。そしたら緊急ニュースが流れていて、
そしてhideの兄弟から電話が来て、『家に警察が来てるんだ』って。
それでやっと何が起こったのかが解ってきたんだ。
連絡が来て葬式に行ったけど、それでもまだ信じられなかった」


MJ+「今井は?」


今井「俺は友達から連絡が入って。
その時の気持ちはなんて言ったらいいのか・・・
ただ、全く涙が出なくて、『涙も出ないんだな...』って思って」


今井「その日は一人で家で飲んでたけど、やっぱり涙は出てこなかった。
お通夜の時ですら、何も感じなくて。革のジャケットを着たんだ。いつものように」


今井「友人や家族から、『hideの顔を見て、お別れを言ってあげて』
って言われて、hideのところに行って。なんていうか、
しばらく会ってなかった友達に会うような感覚で、笑って会いたかったんだ」


今井「その後、火葬場に行って、誰かが言った
『hideが焼かれちゃう...』って言葉で、一気に涙が溢れて止まらなかった」


MJ+「Kiyoshiは、hideを失ったことについては、どう感じてる?」


Kiyoshi「何も感じなかったな...2.3年は。
hideは日本のカリスマミュージシャンになって、
(永遠の存在のようになり)死んだという事実は、俺の中で、
逆になんだか薄まっていった感じだった」


Kiyoshi「俺は、仲間とよく議論してて、
『新しくバンドを作りたいんだ、一緒にやろうぜ』って、何か楽しいことをって。
hideと一緒に仕事をしたことで、俺たちは成長したんだ」


Kiyoshi「hideとやってきたことは全て楽しかったけど、
彼の死が全てを変えてしまった。
ZOOツアー(残ったスプレッドビーバーのメンバーのみでのツアー)に
ついては、どうするべきか色々な意見があったんだ」


Kiyoshi「ツアーの前に、俺たちはテレビ番組の編集をしたんだけど、
それがすごく楽しくて、それでツアーをすることを決めたんだ。
だから、みんなとても楽しんだよ。
それがいい決断だったのか、そうでないのか。なんてことも考える暇もなくて。
ただ、『hideだったら、そううするよな』って」


Kiyoshi「その後、何年かは空っぽで。ちょうどその頃、
今井と会ったんだ。とにかく色んな話をしたな、音楽のことも含めて。
それで、電話番号を交換して、お互いのライブを見に行ったり。
すごく励まされたな....それからもう随分経つけど」


今井「群馬でのライブにKiyoshiが来た時があって、
スゲエびっくりした。髪を短く切って、真っ黒になってて。
それ見て驚いて、『なんだ!?なんかあったのか??』って
ずっと気になって」


Kiyoshi「その前は、髪はオレンジ色だったんだけど、
俺は音楽を続けるか悩んでて。自分自身をリセットしたくて、
それで髪を短くして、黒に戻したんだ。
その頃にライブに行ったんだよね、リセットの時期に」


MJ+「最後に、これからのことについて教えてもらえるかな」


Kiyoshi「今井は、曲作り中だったよな?
俺は、もうすぐツアーが始まる。森重のソロツアーのギターでね。
そして、7月にパリであるイベントに参加しようかと思ってて。
とにかく、音楽的なことをもっとやりたいんだ」


Kiyoshi「年取ってからじゃ、遅いこともあるだろ?
そうならないように、何でもいいからって。
あとは、もっともっと何か楽しいことをしていきたいな」


今井「俺は、多分BUCK-TICKのレコーディングに入ると思う。
もうすぐ、みんなで集まるし。まだはっきりとは決めてないけど。
俺は、出来ればBUCK-TICKかLucyをやりたいな、って思ってる」


MJ+「お二人とも、これからの活躍を楽しみにしています。
今日は、貴重なお話をありがとうございました」


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なんと言って良いのか・・・今井さんの、「最初は涙が出なかった」
けど「hideが焼かれちゃう・・・という言葉を聞いて涙が溢れた」
というくだりで、僕も涙してしまいました。


昨日まで一緒にいた親友が、今日はもう、いない。
確かに、悲しみよりも、驚き・混乱という感情の方が勝るのかもしれません。


そして少し時間が経って、その事実を理解し、受け入れたときに、
哀しみは溢れるのでしょう。


hideの死については、当時一部マスコミやワイドショーの野次馬根性丸出しの
報道姿勢にウンザリし、あまり見ていなかったこともあって、
今回初めて知ったこと・・・特に前日の様子など・・・がありました。


故人を偲ぶという意味で、この時期にこのお話を紹介できて良かったと思います。
soleil様本当にありがとうございました。


H3


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BUCK-TICK」カテゴリの記事

コメント

自力で解読してたときにパート3のこの部分が
とても気になっていました。
改めてsoleil様、デラシネ様
ありがとうございます。
彼らが(今井さんやKiyoshiくん)が身近で
どんな風に受け止めていたのかが今になって
本人の言葉で知る事が出来てとても貴重な記事だと感じました。
デラシネさんも仰ってましたが
初めは涙もでなくて、火葬場で・・・というくだりのところで、
私も以前身内の時に同じ様な状況になったので胸がつまりました。
もう時間は経っているけれど、だからこそ今のひと時が大事で
彼らの活動をいつまでも見続けていたいです。

投稿: らみーちょこ | 2008/08/15 00:26

前日まで、いつものように普通に呑んでたのに、、、、なんで???って
Kiyoshiさんは 信じられない気持ちでいっぱいだったんだね。

火葬場では、ようやく『焼かれちゃうんだ・・』って、今井さんが涙した気持ち。
親しかった人が亡くなるって
本当に辛い事。。。

今でも こうやってhideの話題が出る事が
偉大なミュージシャンだった証だよね。

soleil様☆ありがとうございました。

投稿: ちーちゃん | 2008/08/15 00:47

デラシネさん、soleil様ありがとうございました。
今年はhideサミットも参加しましたし、この記事は感慨深くて、貴重でした。
10年という節目でやっとファンもバンド仲間も「日にち薬」によってあるがまま受け入れられるようになったという気がしました。当時、デラシネさん同様、メディアの過剰報道にうんざりしていたので、今井さんの口からお話を聴きけてよかった。。。
最近時の移ろい・歳月の流れを感じずにはいられなくて(年ですねw)、来月はトリビュート発売なんですね。残暑厳しいですが、デラシネさん、皆さまお身体ご自愛くださいねhappy01

投稿: ころ | 2008/08/15 04:19

初めまして、soleilと申します。

今回、MJ+を翻訳させていただきましたが、
最初に記事を読んだ時に、今井さんやKiyoshiさん、hideさんの人となりが感じられ、特にPart3のところでは、グッときました。

翻訳することで、皆さんに喜んでいただけたようで、良かったです。

デラシネさん、添削ありがとうございました!

投稿: soleil | 2008/08/15 06:50

soleil様、有難うございました。
親しい人しか知らない、本当の当時の状況を知ることが出来ました。
突然すぎて、事実として捉えられないことって実際にありますよね。
悲しみもずっと続いてるんじゃなくて、繰り返し繰り返し、
間を空けて襲ってくる感じで。。。
hideちゃんが生きていたら、どんなにいろんなユニットで
いろんな面白い音が聞けたんだろうwって思います。
こういう記事って、もっとたくさんの人の目に触れるとこに
出してほしいですね。ここに来てなければ、こんなに詳細には
読めてなかった。デラ少にも感謝です。

投稿: わにお | 2008/08/15 10:11

大変お寿ぶりです。anneです。
ほぼ毎日見てはいたのですが、コメントご無沙汰してしまいました;

hideちゃんのことは、私にとって相当大きなことだったので、今回の記事を読んでいてやっぱり涙が出てしまいました。
今井さんの気持ち、わかるなあって。

当時、ニュースを聞いても葬儀に行っても、信じられなさすぎて、ホントに涙もでなくて。
でも…その後、ふと寄った喫茶店でかかっていた有線で、hideの曲ばかり流れてきて。
前奏だけですぐわかるhideちゃんのギターを聞いていたら、こんな素晴らしい音を奏でる人はもういないんだなって思えてきて…涙が止まらなくなった。
そんな気持ちを思い出しました。
hideちゃんが生きてたら…って、何度も思ったけど、そうでない今だから存在すること(Lucyも?)もあるんですよね。

soleil様、デラシネさん、読ませて下さって、ありがとうございました。

投稿: anne | 2008/08/15 12:05

hideが亡くなった当時はあまり詳しい状況を知らなかったのですが、今回の記事でようやく知り得ました。
最近いろんな形でお別れすることが多くて、身近で親しければ親しいほど、その存在が消える事実は受け止め難いですね。
そして事実を受け止めたとき・・・
体は消えてしまっても、残してくれたモノは自分が生き続ける限り胸の中にずっと残ってます。
支離滅裂な文になってしまいました、ごめんなさい。
soleilさん、デラシネさん、貴重な記事をありがとうございました。

投稿: su4neko | 2008/08/15 18:28

デラシネさんお帰りなさい。

本当に悲しいときって、涙が出ないです。
今回の記事を読んで、過去を鮮明に思い出しました。
soleilさん、デラシネさんありがとうございました。感謝です。

あたりまえじゃない日常に感謝しないとです。

投稿: 月子 | 2008/08/16 13:11

こんばんは、コメントありがとうございます。昨日はこの夏一番の暑さでした。


>らみーちょこ様
当事者の方のお話を聞くのは
なかなか無い機会なので、
このインタビューはとても価値のあるモノですよね。

自分はまだそういう場面に遭遇したことはないのですが、
親しい友人などを急に亡くすというのは、
本当に「哀しい」なんて言葉では済ませられない程深い痛みを伴うのかもしれません。


> ちーちゃん様
前日、嫌、本の数時間前まで一緒にいたKiyoshiさんなどにとっては、
本当に辛い出来事だったと思います。
hideは音楽史にずっと名前を遺すと思いますが、出来れば生きて活動し続けることによって
その名を轟かせて欲しかったですね。
本当に残念です。


>ころ様
そうか、もう10年になるんですね・・・
早かったような、でも重い10年でした。
ファンの方も、気持ちに一区切りをつけることが出来たのでしょうか。


> soleil様
こちらこそ、本当にありがとうございました。
多少強引に意訳してしまったところもありますが、お許し下さい。
これからも遊びに来て下さいね。


>わにお様
本当に、あまりに突然の出来事でしたからね。
親しい方達の衝撃は計り知れないモノがあったと思います。

ホント、こういう素晴らしいインタビューは、オフィシャルが翻訳して、
掲載してもいいのではないかと思うんですけどね。
自分もブログをやっていなかったら、
翻訳はもちろん、記事の存在にも
気付かなかったかもしれません。


> anne様
お寿ぶりです!
確かにhideの死は哀しみより先に
「驚き」というか・・・「嘘だろ」
っていう感情が湧きましたね。
しばらくは信じられなかった記憶があります。

hideを失ったことはJROCKにとって
大きな痛手だと思いますが、
それを乗り越えて生まれたモノも確かにあると思います。
そしてhideの魂は生きている人によって受け継がれていくのだと思います。


> su4neko様
自分も前夜の様子などは今回初めて知りました。
本当にいつもと変わらない様子だったのに、突然に・・・

彼はいなくなってしまいましたが、彼の作品は生き続け、新しい世代に
受け継がれていく。そう考えて、
前に進んでいく様にしないとね・・・


>月子様
ただいま帰りました!
当時はホント、哀しいと言うより
ショックというか・・・頭が
真っ白になってしまうといった感じでしたね。

平凡だけれど続く毎日が、一番尊いのかもしれませんね。

投稿: デラシネ | 2008/08/17 22:25

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