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SIX/NINE解説7 細い線

シリーズでお送りしています。

この曲も歌詞は凄いです。凄すぎます。
櫻井の歌詞の特長に「自己否定の美」というのがありました。
自分の弱さや醜さを歌詞にする。
それは前作DTD辺りにもありました。


でも、あくまでも自己否定の「美」であり、
どこか自分に酔っている、
まだ格好付けている部分があったことも否めません。


しかし、ここで遂に「美」が無くなり、自己否定のみに。
「神よお恵みを 力なく弱き僕に」
「俺の言葉に 赤面する線の細い俺」


バンドブームで頂点に上り詰めたカリスマである自分が、
しかし、その作り上げられたイメージと、本当の自分のギャップに
苦しむ様子が現れています。


ステージの上では偉そうに、美辞麗句を吐き、
皆にもてはやされる自分。
けれど本当の自分はどうだ?自分では「何一つ選べない」


結局レコード会社や周りに利用され、
踊らされているだけではないのか?
アーティストなどといっているが、結局「食べていく為だけ」に
唄っているんじゃないのか?


彼が本当に実力が無く、何も考えていない人間なら、
こんな事を考える事もないんでしょう。
真剣に取り組んでいるからこそ、
思い詰めてしまったのです。


「限りなく鼠」の歌詞とも繋がっていますね。
いや、前作DTDから、ずっと苦悩し続けていたのだと思います。


そして、遂にこの曲で彼は遂に爆発します。
以下、歌詞カードそのままです


「もうどうでもいい ランランラン なんでもいい ランランランラ
私はもう ランランラン 答えなんて知らないほうがいい」


ふざけてんのか?壊れたのか櫻井?


そうじゃありません。


彼は、その自分の弱さも苦悩も、
全て受け入れることにしたのです。
もはや、歌詞で格好付ける必要もない。
難しい言葉なんていらない。
どうだっていい。そうさ、どうせ誰も何も判っていない。
みんな。そして俺も。だから何? 


この歌詞は、ヘタに飾り立てた言葉より、胸に来ますね。
この曲で、遂に櫻井敦司は
ビジュアル系のボーカリストから、
本物のアーティストに脱皮したと僕は思います。。


この作品で離れたファンも沢山いると思います。
けれど、これで「一生ついていこう」と決めた方も沢山いるはず。
ここを見ている皆さんはどうですか?



(BUCK-TICKの良さを少しでも多くの方に知ってもらう為、
ランキングに参加しています。ご協力御願い致します)

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