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SIX/NINE解説1 Loop

前回までで、バンドブーム時における


BUCK-TICKの歩みなどをまとめてみました。


そして、BUCK-TICKの一つの集大成として発売された


「SIX/NINE」評論家やリスナーからも


最高傑作との評価が高い作品ですが、


その鬼気迫る内容とマニアックさから、聞く人を選ぶ


作品でもあります。


まだ聞いていない方や、最近ファンになった方の為にも、


このアルバムの良さを少しでも伝えられたら・・・


1 Loop


アルバムのオープニングであり、SE・インストに近い。


16番目の「Loop MKⅡ」とほぼ同じですが、


1曲目のこちらには、櫻井による詩の独白が入っています。


これは作品全体のテーマにも関わる内容です。


Loopとは輪廻であり、繰り返される生と死の象徴。


最初の曲と最後の曲が同じと言うことで、


アルバム全体のコンセプトを表しているとも言えます。


アルバムタイトルのSIX/NINEも6と9で


生命の輪・メビウスリングを表しています
(アルバムジャケットのデザインもそれをあしらったデザイン)


またSとNが対になるモノ、対比の象徴として使われています。


Somewhere/Nowhere・South/North・Somebody/Nobody


詩は、歌詞カードには冒頭の一文しか掲載されていません。


自分が聞き取れた内容をここに記しておきます。


Loop 作詞 櫻井敦司  作曲 今井 寿


感謝したい 心から 太陽と水と空気と 貴方に

リ・ン・ネ

死に物狂いで生きている

今ここに 終わるモノと始まるモノが クロスしている

なんていう なんていう絶頂

嘆きの星や 喜びの星 小さなとても小さな命 

命 そして

リ・ン・ネ

遠い 遠い惑星 何にもない 裕福な その場所

愛しい人よ もし居たら いつかまた いつか

綺麗な場所で逢おう

今日も太陽が眩しい 月が綺麗

リ・ン・ネ

この小さな世界のドア 開け放ち 

どこか遠く 逃げてしまおうか?

誰もいない 何もない 寂しいなんて思ったりしない

美しい場所へ

夢を見ている 夢を 君と空を飛ぶ夢を見た

ふたりは・・・飛べるさ

リ・ン・ネ

愛しい人よ いつかまたいつか 綺麗な場所で 逢おう

遠い遠い惑星 艶やかで 裕福な その場所

愛しい人よ いつか綺麗な場所で 逢えるさ

リ・ン・ネ


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