淑女暴走
BUCK-TICKの新譜タイトルが
「モナリザ・オーヴァドライヴ」
だと聞いたときは震えた。2003年のことだ。
ウィリアムギブスンの小説と同じタイトルなのである。
僕の好きな作家だ。
大好きなバンドの新譜タイトルが、
大好きな作家の小説タイトルと同じ。
これ以上ファン冥利に尽きることがあるだろうか?
モナリザ~は、ギブスンの歴史に残る名著「ニューロマンサー」と
世界観を同じくする所謂「スプロール3部作」の
トリを努める作品である。
ニューロマンサーは、まだインターネットなど存在しない1984年
(いや、正確にはその元となるネットワークは
存在したが、インターネットとして世に広まり始めるのは
1986年辺りで、日本国内に至っては、90年代中頃に
やっと一般的になった)
に、既に世界中を繋ぐネットワーク内を自在に飛び回る
「カウボーイ」と呼ばれるクラッカー達の闘いを描いた
革命的小説だった。マトリクスも攻殻も、ここから生まれたのだ。
今井は直接的にこの小説を意識したわけではないようだが、
以前から「Living on the Net」や
「My Fuckin' Valentine」でサイバーパンク的なモノを
描いていた事もあるし、読んだことはあるはずだ。
俺の中ではBUCK-TICKはビジュアル系ではなく、
ナンバー1の「サイバーパンクバンド」なんだよ!(笑)
(ちなみに2番目はサイバーニュウニュウ)
発売されたアルバムは、
サイバーよりパンク要素の方が強かったが、
「Mona-Lisa」は日本ロックの歴史に残る名曲である。
ところで、ニューロマンサーって、文章がメチャ読みずらい
事でも有名ですよね。俺も3回位挫折してやっと読み終えたなあ。
そろそろまた読み返してみようかな。
モナリザの主人公「クミコ」は後藤久美子がモデルらしい。
そういえばギブスンの新作「あいどる」は、日本のバーチャル
アイドルを中心に据えた話らしいけど、まだ読んでないなあ。
この邦題は何とかして欲しかったぜ・・・
(まあ原題もidolなんだけどさ)
「イリーガル・パウダー・ニードル ピュア・ケミカル
乱れる・ピルス・ウイルス 万物の霊長 気取る
高級なサル くわえる射精 マテリアル」
今井寿
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