バンドブームとBUCK-TICK5
前回から続いています。
80年代末に起こったバンドブームは、
1990年から92年辺りにピークを迎えました。
しかし、数え切れないほどデビューしたバンドも
次々と解散し、このブームを生き残ったのは、
極僅かなものでした。。
(XJAPANやLUNA SEAなどの、
「エクスタシー系」と呼ばれる一派は
なおも人気を集めていましたが・・・)
リスナーにも飽きられ、バンドキッズや所謂バンギャ、
一部のコアな層を残し、一般層はB’zに代表される
ビーイング系アーティストや、小室哲哉プロデュースの
ダンス系ミュージックに流れていきました。
95年の時点での、バンドブームの中心にいたバンドの
状態を調べてみると・・・
ユニコーン 解散ブルーハーツ 解散
UP-BEAT 解散
デランジェ 解散 ついでにBODYも速攻解散(涙)
SOFT BALLET 解散(活動休止)
・・・パッと思いついたバンドだけでも、ほぼ
全滅状態・・・
ブームの終焉は明らかでした。
そしてBUCK-TICKは・・
解散こそしませんでしたが、メンバーの、特に櫻井の
ストレスは最高潮に達していました。
前作DTDでは
あちこちに死を匂わせる歌詞があり、
また前年、カートコバーンの自殺等もあり、
ファンの中にも「櫻井は大丈夫なのか」
「自殺するんじゃないか」
という悲痛な憶測も飛びました。
そんな中で、全てに決着を付けるかのような
超大作が発表されました。
「SIX/NINE」です。
全16曲、70分を超えるこの作品は、
DTDをも越える重さ・暗さに、難解な歌詞。
楽曲的にも、ハードロックをベースに、
当時ブームであったグランジ・オルタナ
今井ならではのポップ・エレクトロニカ・
そしてノイズ。あらゆる事が試されていました。
BUCK-TICKのもてる全てがつぎ込まれた、まさに
「90年代最高のロックアルバム」それが
SIX/NINEです。
しかし、「唄」などキャッチーな曲もあったものの、
やはり全体としてはヘビイな曲調で、
ファンの評価は様々でした。DTDでかなりのファンが
他のバンド(特にルナシーに流れた人が多い印象)に
流れましたが、この作品で、BOOWY時代からのファンは
完全に離れたと言っても過言ではありません。
(それでもこのアルバムはオリコンチャートで
1位を獲得しましたが・・・)
前年に出たLUNA SEAの「MOTHER」と比べると、
どちらが一般ウケするかは火を見るよりも明らかですよね。
もちろん自分はLUNA SEAも評価していますし、
MOTHERは日本のロック史に残る名盤だと思っています。
SIX/NINEの内容ですが・・・
語るにはスペースが足りないです。
と言うか、簡単に括れるような作品ではないです。
次回からはSIX/NINEの曲解説に行きたいと思います。
バンドブームとBUCK-TICK編はここでひとまず終わります。
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